ひぜんの精神科研修

精神科研修といえばひぜん

“ひぜん”は昭和20年、現在の佐賀県吉野ヶ里町に「国立肥前療養所」として開設されました。

その当時の常識では考えられなかった“精神科病棟の開放化”を日本で初めて行ったことや多数の著明な先輩諸氏を生み出してきたことで、全国的にその名を知られています。

患者さん中心の基本理念はそのままに、時代のニーズに合わせて発展を続けており、東京ドーム6個分の巨大な敷地内には、いまや “児童思春期”、“精神科スーパー救急”、“精神科リハビリ”、“地域社会精神医療”、“アルコール・薬物依存”、“認知症”、 “神経症”、“精神科身体合併症”、“司法精神医学”など、現代精神医療に求められるほとんどの機能を備え、我が国全体でも数少ない多機能(オールラウンド)型 精神科医療機関となっています。

診療活動だけではなく、研究、教育や研修でも長い歴史と豊富な実績があります。昭和50年代からレジデントの受け入れを開始し、これまで全国30以上の大学から、多くの若手医師にレジデント(後期臨床研修医)として研鑚を積んでいただいております。

約1年間で精神保健指定医取得に必要な症例を経験できるのはもちろん、大学医局からもモチベーションの高い若手が、精神科研修といえば“ひぜん”ということで自ら希望して来られるほど、一般の精神病院や大学ではできない研鑚を積むことができます。

一人の精神科医としての歩みを“ひぜん”で始めること。
それはあなたの未来に、様々な成長と飛躍の機会を与えてくれるでしょう。

医局の紹介

初期臨床研修

初期臨床研修の精神科期間を“ひぜん”で行いたいという方へは協力病院を紹介させていただくことができます。将来、何科に進むにしても“ひぜん”での研修は必ず役に立つことになります。

初期臨床研修の精神科期間を“ひぜん”で行いたいという方へは下記協力病院を紹介させていただくこともできます。これまでにも、それがきっかけで協力病院で初期研修をすることになった先生が実際にいらっしゃいます。(ただし、あくまでも紹介ですので、それで協力病院のマッチング確定になるわけではありません。ご注意ください。)

”ひぜん”には随時数名の初期臨床研修医が勤務しております。限られた期間ではありますが、予診医・副主治医として精神科スーパー救急、児童思春期、認知症、アルコール・薬物依存など“ひぜん”ならではの精神医療に関わり、後期レジデントと同様のカンファレンスに参加することで、将来進まれる専門科での医療に役立てていただいております。

また、専攻医やレジデントと同じ部屋であるため、「精神科のこともそれ以外のことでも何でも気軽に質問できた」「活き活き働いているレジデントの先生を見て、自分も精神科医になろうと思った」などご好評をいただいております。

協力病院(精神科研修を当院で行う管理型病院)

佐賀大学医学部付属病院、国立病院機構佐賀病院、佐賀県医療センター好生館、国立病院機構嬉野医療センター、聖マリア病院、福岡青洲会病院、新武雄病院

後期臨床研修

“ひぜん”は、基本コンセプトの⼀つに「優れた臨床精神科医の育成」を掲げ、4半世紀にわたり精神科研修に⼒を⼊れ、過去10年間で100名を超える後期研修医を輩出してきた、国内有数の精神科臨床の「専⾨教育病院」です。

“ひぜん”の専門医研修は、「豊富な症例」「オーダーメイドできる研修内容」「全国から集まる仲間」「電子カルテの採用」など様々な特長を有し、「医師養成研修センター」などの充実した研修環境を整備して、第一線で活躍する精神科医師の養成に努めています。

ひぜんが選ばれる理由 精神科専門医研修 子どものこころ専門医研修 児童精神科研修 医師募集情報

精神科研修 お問い合わせ

まずはご見学へ

精神科研修を検討されている方は、ぜひ一度当院の見学にお越しください!

”ひぜん”では見学者を随時募集しています。一般的な外来・病棟見学のほか、児童思春期病棟、精神科スーパー救急病棟、アルコール・薬物依存病棟、医療観察法病棟の見学など、我が国でも数少ない多機能(オールラウンド)型精神科医療機関である“ひぜん”ならではの雰囲気を味わえるよう、見学者のご都合を踏まえてスケジュールを調整いたします。また、現レジデントから直接話が聞ける時間を設けますので、働きやすさなど気になることは率直に何でも聞いてください。

毎年、多くの見学者より「見学だけでも勉強になった」「後期研修医同士の雰囲気がいい」「大きさと内容の濃さに圧倒された」「見学に来たからこそ、“ひぜん”が精神科研修で有名なのかが分かった」など、ご好評をいただいております。なお、見学は”ひぜん”に就職されなくても少しでも精神科研修を考えられている方であれば大歓迎です。まずはメールか電話でお気軽にご相談ください。

見学設定日一覧 2024.01~2024.03 47KB

精神科研修に関するお問い合わせ

肥前精神医療センター 管理課 庶務班長宛て
Email:607-contact@mail.hosp.go.jp
0952-52-3231

よくあるご質問

病院見学はどのような内容ですか?

とくにご希望がなければ、当院の柱である精神科スーパー救急病棟、児童思春期病棟、アルコール・薬物依存病棟、医療観察法病棟等を見学していただいたうえで、現レジデントとの意見交換会を予定いたします。

それ以外でもご希望があれば、遠慮なくお申し出ください。前向きに検討させていただきます。(例:他の病棟の見学、ECTの見学、宿泊の希望等)

見学設定日以外での見学は可能ですか?

できるだけご希望に添って調整いたします。遠慮なくお申し出いただき、ご希望の日程の候補を複数お知らせください。

精神保健指定医の資格は3年間で取得できますか?

可能です。当院は2~3年間で精神保健指定医に必要な症例数を経験でき、指定医レポートの執筆にあたっては研修指導医、症例指導医が個別に指導いたします。

さらに希望すれば、指定医症例の範疇にとどまらない専門的な内容(精神鑑定の助手など)も多数経験できます。

研修プログラムは途中で変更できますか?

基本的な流れはありますが、柔軟に個人の希望や目標に合わせて変更できるようなシステムになっております。

国立病院機構のネットワークと“ひぜん”の専門性を組み合わせることで、かなりのニーズにお応えすることが可能です。

研修終了後での進路の斡旋はありますか?

当院、もしくは国立病院機構の常勤医師への登用の道も開かれています。その他、大学の精神科医局に改めて入局する方、専門性を持って民間病院やクリニックで働かれる方等、様々な方がいらっしゃいます。

全国で活躍する優秀な先輩諸氏を輩出してきた歴史は“ひぜん”の誇りです。

精神科研修関連情報

学生実習情報 Hizen同窓会 TUNAGU 強度行動障害医療学会