老年期外来とは

老年期外来は、認知症の専門外来です。認知症に伴う精神症状(幻覚・妄想など)や行動障害(暴力・徘徊・睡眠障害など)がある方や気になる方の受診を受け付けています。

自宅や施設での生活やケアにお困りでしたら、お気軽に受診をご相談ください。

肥前精神医療センターの老年期外来の特長

当院は、佐賀県指定の認知症疾患医療センターです。

認知症の方が住み慣れた地域や自宅で安心して暮らすことができるよう、認知症の早期診断から適切な介護まで、医療機関や市町、地域包括支援センターと連携を図りながら、治療や介護について支援を行っています。

佐賀県認知症疾患医療センター

対象疾患

  • 認知症全般(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症)
  • 認知症による精神症状や行動障害 など

最近、こんなことでお困りではありませんか?

  • 昔から知っている物の名前が出てきにくい ・・・代名詞ばかりで話をしている
  • 最近の出来事を忘れることがある ・・・みんなで経験した共通の出来事を自分だけ忘れている
  • 雑談をしにくい ・・・話についていけないことがある
  • 消極的になった ・・・地域の集まりに行かない、元々の趣味をしようという気になれない
  • 約束を忘れる ・・・集合の日時を間違えることがある
  • 料理や段取りに時間がかかる ・・・効率が悪くなっている

それは、認知機能の低下かも知れません。

認知機能の低下した認知症予備軍と呼ばれる状態では、5年間で約50%の人は認知症へとステージが進行すると言われています。
驚くべきことに、65歳以上の4人に1人が 認知症か認知症予備軍と言われています。 これはとても身近な症状なのです。

検査・治療

当院では認知症の早期診断・早期治療に力を入れており、種々の認知機能検査、神経画像検査(CT,MRI や他院と提携して行っている脳血流シンチグラフィ、ドパミントランスポーターイメージング123I-MIBG 心筋シンチ)、脳脊髄液検査(アミロイドβ蛋白・リン酸化タウ蛋白の測定)などを行って正確な診断に努めています。

認知症の前駆状態である軽度認知障害(MCI)の方の受診も増えており、認知症を発症する前段階でのハイリスク群の方への治療的介入も行っています。

老年期うつ病に関しては、通常の薬物療法のほか、難治性の方には修正型電気けいれん療法(mECT)を行って良好な治療効果をあげています。

受診相談

認知症に関することについて、ご本人やご家族からの電話相談や面談を受け付けています。
受診や相談をご希望の方は、お気軽に受診相談係までお電話ください。

肥前精神医療センター 受診相談係

0952-52-3231(代表)

  • サービス品質向上のため通話を録音させていただきます。あらかじめご了承ください。

外来プログラム

当外来では以下のプログラムを実施しています。 詳細はページをご覧ください。