肥前精神医療センター

先輩医師の声

職種や年次に関係なく
同じ目線で物事を話し合える雰囲気

医師 / 精神科専攻医

現在の仕事内容を教えてください

主な業務は入院患者さんに対する治療ですが、週に1回ずつ新患外来、再来外来も行っています。統合失調症、気分障害を中心として、神経症、認知症、依存症、児童、重心などの患者さんを担当しています。

また、電気けいれん療法、クロザピンを用いた治療のほか、精神鑑定や医療観察法病棟の患者さんにも関わっています。ローテーションの一環として総合病院でリエゾン研修も行えるため、精神科の主要な分野のほぼ全てに関わりながら経験を積めています。

現在の職に就こうと思ったきっかけは?

もともと人間の「こころ」というものに興味がありました。私たちは常に「こころ」で色々と考え、嬉しい、悲しいなどの気持ちも感じています。そう考えると「こころ」こそ、人間の根幹であり、その「こころ」というものに最も接近できる職業である精神科医は非常に魅力的に思えました。

また、俳優はしばしば「芸の肥やし」という言葉を使いますが、精神科医にとっては、ありとあらゆる人生経験が「精神療法の肥やし」になるのだと思い、そのような点にロマンを感じたことも精神科医を目指した理由の一つかもしれません。

仕事でやりがいを感じる瞬間は?

特に印象に残っているのは、当院に数十回の医療保護入院歴のある患者さんから「今まで何度か任意入院をしたことはあるけれど、結局、途中で病状が悪化し医療保護入院になりました。今回、先生のおかげで、人生で初めて任意入院で入院して任意入院のまま退院できました。自分もやれるのだなって、大きな自信になりました」と言ってもらえた時。

また、発症以来、入院しない年はほぼなかったという患者さんから「病気になってから入院せずにこんなに長く過ごせたのは初めてです。そのお祝いに娘が旅行に連れて行ってくれました。先生のおかげで、ここ10年間で初めてボストンバッグを入院の時以外に使いました」と言ってもらえた時。

そういう瞬間は「主治医」としてではなく「戦友」として、ただただ患者さんと喜びの時間を共有します。

スタッフ教育について、良いところを教えてください

精神科は、扱うものが「こころ」という漠然としたものであるので、良くも悪くも他の診療科と比べて治療の中で占める「医学」の割合は低いと思います。相対的に看護やソーシャルワークなどが重要となってくるのですが、肥前では伝統的にコメディカルの方々がのびのびとそれぞれの専門性を十分に発揮して活躍されています。彼らとともに一例一例の患者さんを一生懸命に治療していけば、「医学」という枠にとらわれない、より一段階上のものの見方や治療ができるようになっていくように思います。それが肥前のレジデント教育の良さの一つではないでしょうか。

ワークライフバランス(仕事とプライベートの両立)は?

誰に忖度するでもなく、取りたいタイミングで休暇を取ることができます。精神科医が数十人いるので急用や病気などでの急な休みのバックアップも万全です。

また、月に2回程度の当直や日直以外は、基本的に土日祝日は休みでオンコールなどもないので、週末は完全に仕事を離れて心と体を休めることができます。さらに、高速道路のインターチェンジが病院のすぐそばにあるので福岡市内からの通勤が十分に可能です。

プライベートをしっかりと楽しみたいという方にとっては、それも当院の魅力の一つになると思います。

病院周辺のおすすめスポットを教えてください

みつせ鶏本舗本店
当院から自動車で数分の距離にあり、チキン南蛮やつくねをはじめ美味しいお弁当が買えます。
道の駅 吉野ケ里
絶景を眼下に見ながら人気フルーツ専門店、新SUNのスイーツが楽しめます。
九年庵
全国的にも有名な紅葉の名所です。
吉野ケ里歴史公園
吉野ケ里と言えばここです。「男はつらいよ」第42作のロケ地としても有名です。

職場の雰囲気は?

上級医の先生方は、仕事に情熱をもち指導に熱心な方ばかりで、非常に相談がしやすい雰囲気です。当院はレジデントの数が多く、また、大学派遣の先生は早いと半年で入れ替わりますが、皆、着任してすぐに打ち解け、レジ室はいつも笑顔と笑いに溢れています。

難しい症例などの話が出ると、そこでミニ座談会が始まり、ああでもない、こうでもないと年次に関係なく皆で一緒に頭を悩ませます。職種や年次に関係なく、同じ目線で物事を話し合える雰囲気が肥前の良さの一つだと思います。

みらいの仲間へのメッセージ

他の精神科病院から転勤で来られた先生方は、「肥前は今まで勤務したどの病院よりも指導体制、教育体制がしっかりとしている」と口を揃えて言われます。

また、我々、肥前のレジデントは当たり前のように認知症、依存症、児童をローテーションしますが、他院ではそれは当たり前ではないようです。依存症、児童などはそもそも専門的に扱っている病院自体が少ないので、その分野を専門の先生のご指導を受けながら学べる環境というのは非常に恵まれていると思います。

望めば精神鑑定や医療観察法病棟にも関わることができます。当院で精神科の研修をして物足りないなと感じることはおそらくないと思います。まずは見学に来て、先生ご自身の目で当院の研修を見てみて下さい。見学をお待ちしています!