チームワークを大切に
職場全体が成長できる教育を
病棟看護師 / 特定行為研修修了者
私は、重症心身障害児(者)病棟で勤務をしています。病棟には医療度の高い重症心身障害児(者)だけでなく、専門的医療を必要とする強度行動障害児(者)や行動障害への医療と医療的ケアを要する知的・発達障害児(者)等が入院しており、日々、看護を行っています。
副看護師長として看護管理実践を行うとともに、「精神及び精神症状に関わる薬剤投与関連」の区分に関する特定行為研修修了者としてフィジカルアセスメントを中心に実践し、教育的な役割も行っています。
重症心身障害児(者)の患者さんは言語的なコミュニケーションをとる事が難しいですが、日々の看護の中で、患者さんの笑顔をみることが出来た際に、私の関わりや看護が患者さんのためになっているのではないかと思うことがあり、喜びを感じます。患者さんのご家族からの温かい言葉は、仕事へのモチベーションや励みになります。
また、病棟が業務の忙しい状況や繁雑な状況下で、スタッフ間で連携・協力し、チームワークで切り抜けた時も喜びややりがいを感じます。
肥前精神医療センターでは、NHOの看護職員能力開発プログラムをもとにキャリア開発プログラムが作成され、キャリアラダーに沿って、研修を行っています。私も、研修企画に携わっていますが、ラダーに沿って分かりやすく、看護実践につなげることができるように様々な研修を行っています。
また、病棟では、プリセプターと実地指導者が連携し、教育・指導を行っています。私もプリセプターである先輩看護師の方からマンツーマンで丁寧に指導を受けることができ、支えて頂きました。今後も私を含めて、職場全体が成長できるような教育・指導を行っていきたいと思っています。
仕事とプライベートを両立しやすい環境だと思います。家庭の事情等で休みや早退が必要になった際には、上司や病棟スタッフの方々にご協力をいただいたこともあり、大変助かりました。
副看護師長として多重課題に追われる日々ですが、病棟スタッフの方々の優しい声かけや「副師長さん、仕事の時間がおわったんだから帰りますよー。」と声をかけて頂くことも多く、家庭の時間を十分に確保できるように心がけています。
歴史を学ぶことができ、楽しい遊具がたくさんあるので家族で楽しむことができます。
私が勤務している病棟は、スタッフが明るく、協力的な雰囲気を感じます。重症心身障害児(者)の患者さんに対して、より良い入院生活を送り、施設移行につなげることができるように、どうしたらよいか、自分たちにできることを真剣に考え、日々、試行錯誤しながら患者さんと向き合っています。
副看護師長としてスタッフの皆さんからモチベーションを高めてもらっています。上司やスタッフはお互いの意見や考えを尊重し、知識や経験を共有しながら多職種と連携し、患者さんに還元できるよう、職場環境がよりよくなるように努めています。
特定行為研修修了者として、症状を身体面・精神面の双方から包括的に捉え、看護ケアに繋げ、安心・安全を提供できる看護師になりたいです。また、病棟スタッフのロールモデルとなれるように頑張りたいと思っています。
患者さんの個別性を大切にした治療・看護を実践し、一人ひとりがその人らしく社会で生活することを支援していきたいです。
入職してすぐの頃は、生活環境や職場環境が大きく変わり、分からないことばかりで、看護師として仕事を続けられるのかと不安で悩むことが多かったです。失敗することや自身の未熟さに落ち込むこともたくさんありましたが、周りの方々からたくさんの支援やサポートをしていただき、乗り越えることができました。
また、当院は学びの機会も多く、自身のスキルアップや人としての成長に繋げることができると思います。これから入職される皆さんと一緒に学び成長していきたいと思います。